海外需要が高まる「酒蔵/日本酒」の持つ可能性【NTTコムオンライン調べ】

ECのミカタ編集部

 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、以下NTTコム オンライン)と実践女子大学准教授 斎藤明(観光マーケティング:以下、斎藤明研究室)は、NTTコムオンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」の海外モニター(米国・英国)を対象に、「訪日外国人観光客への日本酒ツーリズムの可能性」について調査し、その結果を公表した。

 近年、訪日外国人観光客における日本文化への関心度が非常に高まっている。その中でも、特に食文化や日本酒文化への興味関心の度合いは高く、注目を集めている。

 酒蔵を訪問し、日本酒について学習するツアーへの参加意向に対する声も多くあることから、酒蔵は訪日観光時の魅力的な観光資源として高く評価されている。日本全国にある複数の日本酒の酒蔵を訪れ、日本酒について学習するために再度日本を訪問したいとの意見も多くあり、継続的かつ複数回の訪日観光促進策としての期待も膨らんでいる。

 そうした流れを受け、NTTコム オンラインと斎藤明研究室はインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」の海外モニター(米国・英国)を対象に、「訪日外国人観光客への日本酒ツーリズムの可能性」について調査した。

高まる日本文化への興味関心

 最近1年以内に観光で訪日した外国人(米国人:109名、英国人:53名 計162名)に日本文化への関心について調査した結果、日本の文化への関心は合計9割に達し、関心のあるジャンルにおいては2人に1人(5割)が日本食(和食)に関心があると回答した。

 訪日中に印象に残った日本食(和食)の中で、自由回答の多い順から3番目に「お酒」が挙がっており、国内滞在中にも「日本酒を飲んだことがある」という回答が83.4%、「日本酒の酒蔵に行ったことがある」という回答も6割に上っており、日本酒に対する関心は高い割合になっている。

 他にも、「日本酒の歴史、製法、テイスティング等の学習や体験」や「学習修了証の取得」なども参加意向者が非常に高い結果となっている。日本酒の酒蔵をめぐり体験するために、日本への再訪問意向を尋ねたところ、「是非行きたい」が約6割(58.9%)にのぼり、「やや行きたい(28.2%)」を合わせると、87.1%と非常に高い結果となった。

 日本各地にある日本酒の酒蔵は、観光客にとって、魅力的な観光資源であると思うかについて聞いたところ、「非常にそう思う(41.1%)」「ややそう思う(44.8%)」を合わせると、85.9%とこちらも非常に高い結果となっている。

時流を掴み、賢く海外進出を

 2020年に向けてインバウンド需要は非常に機運が高まっており、その中でも日本酒は特に日本文化として高い興味関心を引いている結果が出た。日本酒に関しては一度体験することで「もう一度飲んでみたい」や、「お土産として渡したい」という需要もあり、越境ECでこれから広がっていくマーケットになり得るのではないだろうか。

 酒蔵側も海外市場への進出に対する意識は強く持っていて、機会を伺っている。海外の日本食レストランでも扱われることも増えた。そうした流れもあり、海外マーケティング担当を置く酒蔵も増えていて、世界的ブームに繋がりそうな予感もある。

 時流を先読みし、需要と供給のバランスを考え、賢く海外へ進出していくことは、これからの時代において成功への最短ルートだと言えるだろう。このインバウンド需要をどの角度から攻めていくか。アンテナの感度とビジネスセンスが求められている。

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