「KARTE」と「Googleアナリティクス」がデータの相互連携を開始。データはもっと可視化される

ECのミカタ編集部

「KARTE」と「Googleアナリティクス」がデータの相互連携を開始。データはもっと可視化される

 株式会社プレイドは、同社が提供する「KARTE(カルテ)」において、Google が提供する「Googleアナリティクス」とのデータ連携を開始したと発表。

 「KARTE」は、サイトへ来訪したお客様の特徴や行動をリアルタイムに解析して可視化し、個々のユーザーにあわせたコミュニケーションを実現するサービスだ。

 メールやLINE、SMSやブラウザ通知など、サイト外にいるお客様へのアクションも可能。2015年3月にサービスを開始し、累計解析ユーザー数は12.5億人、年間のEC領域解析売上金額は5000億円、導入社数は1,430社(2017年2月末時点)を超えている。

 「KARTE」と「Googleアナリティクス360」の両サービスを導入している企業やブランドは、本データ連携によりGoogleアナリティクスで解析したデータをKARTEに反映することが可能となる。

 同時に、KARTE上で取得しているコンバージョン(成約)データや好みの条件でセグメントした特定のユーザーに対し、Googleアナリティクスを経由して​Googleの広告プラットフォームから施策を配信することが可能になり、サービス間の相互連携を実現した。

昨年末に発表した「KARTE​ ​CX​ ​CONNECT」を広告領域で初めて展開

昨年末に発表した「KARTE​ ​CX​ ​CONNECT」を広告領域で初めて展開

 今回のデータ連携は、企業やブランドのサイト内外やオフラインで分断されていた顧客の体験を繋ぐ「KARTE ​CX ​CONNECT」の新たな展開となる。

 メディアやポータルサイト、ショールームなどの実店舗に続き、インターネット広告においても分断されていた顧客の体験を横断的に繋いでKARTEで可視化することで、広告に反応したユーザーにのみサイト来訪時に個別のコミュニケーションを実施するなど、顧客ごとの最適なカスタマーエクスペリエンスを実現してくれる。

データをどれだけ駆使できるかが、ECの未来を決める

 モノが溢れかえっている昨今、ユーザーの欲求は短いスパンでコロコロ変わる。その欲求に対してしっかりと訴求できるかどうかがコンバージョンの結果をを大きく左右する。広告も飽和している状態で、年令や性別はもちろんリアルタイムでもっと細かくセグメントを行い、適切に広告を配信しなければ今以上の結果を残していくのは難しくなってくる。

 データをどこまで活用できるかは、これからのECにとって大きなテーマとなることは間違いない。「KARTE」と「Googleアナリティクス360」の相互作用の意味は大きい。きっと強力な武器となり成約を勝ち取ってきてくれるはずだ。「ついに」という言葉が適切な気がするこの連携を見逃す手はない。

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