年に1度の「Amazonプライムデー」、中小販売事業者のビジネス支援も

年に1度のビッグイベント「Amazonプライムデー」。2023年は7月11日0時から12日23時59分までの合計48時間開催される。これに伴いアマゾンジャパン合同会社（以下「アマゾンジャパン」）は2023年6月21日、Amazonプライム会員のためのビッグセール「プライムデー」に関する記者発表会を行った。サプライヤーにとってもユーザーにとっても気になるその内容を、いち早く紹介する。

エンドユーザーには買い替えチャンス、事業者には販売チャンスの「Amazon プライムデー」

「Amazonプライムデー」とは、全世界のAmazonで同時に開催される年に1度のビッグセール。Amazonに出品されているあらゆるアイテムがプライスダウンすることから毎年、大きな注目を集めている。参加の条件は、「プライム会員」であることのみ。特にAmazon製品が大幅に値下げして出品されるので、買い替えを考えている人にとってはビッグチャンスとなっている。

今年のテーマは「憧れのアイテムから、日用品のまとめ買いまで、ビッグセールで。」

Amazonによると今年のプライムデーのテーマは、「憧れのアイテムから、日用品のまとめ買いまで、ビッグセールで。」だ。ユーザーの「欲しいもの」から「必要なもの」まで幅広く取り揃え、100万点以上の商品を特別価格で提供する予定だという。

また「憧れのアイテム」と「日用品のまとめ買い」の特集コーナーを設置するほか、プライムデー開始前に一部商品を対象とした「プライムデー先行セール」も開催予定。毎年恒例のポイントアップキャンペーンやプライムスタンプラリーはさらにパワーアップし、日本各地の中小規模の販売事業者のビジネスを支援するキャンペーンも実施予定だという。

Amazonプライム会員の増加率

今年のプライムデーの注目ポイントは？

21日に行われた発表では、アマゾンジャパンのプライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏が今年の「プライムデー」の概要や注目ポイント、各種キャンペーンの詳細について発表。以下はその概要だ。

今回のプライムデーのページでは、これまでの注文をもとに、それぞれのユーザーにぴったりの商品が表示され、ページ内のコンテンツもカスタマイズして表示されるという。

アマゾンジャパンのプライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏は、「100万点もの商品があるので、見つけ出すのが難しいかもしれない。カスタマイズ表示は初の試みだが、欲しかった商品との新たな出会いや、買い逃し防止に役立つことを期待している」と語った。

アマゾンジャパンのプライム・マーケティング事業統括本部長 鈴木浩司氏

AmazonフレッシュやAmazon上の「ライフ」「バロー」「成城石井」の各ネットスーパーでは、プライムデーに先立ち、6月21日より事前セールを開催

日本では初となるAmazonによる無料のポップアップカフェ「Prime Day Café」をプライムデー直前の7月7日から7月9日の3日間限定で渋谷PARCOにて開催

毎年好評を得ているポイントアップキャンペーンもさらにパワーアップ。プライム会員なら＋3％、Amazonマスターカードでの購入なら通常の還元率の2％と合わせて4％（プライム会員以外は＋3.5％）などとなっている

中小規模の販売事業者へのビジネス支援も

さらに、冒頭に述べた通り、ユーザーへの還元だけでなく、中小の販売事業者の成長をサポートする取り組みも実施。「日本の中小企業応援セール」を、6月21日（水）14時からプライムデー当日である7月12日（水）まで開催し、中小企業の販売事業者が販売する対象商品を、お得に購入できるクーポンを提供する。

またプライムデー当日は、幅広いカテゴリーの商品が対象となるプライム会員限定セールの開催や、中小規模の販売事業者が手がけるAmazon限定販売の商品も予定している。

女優・戸田恵梨香さんが語る、「憧れのアイテム」と「日用品のまとめ買い」

発表会には女優の戸田恵梨香さんがゲストとして登壇。今年のプライムデーのテーマにもある「憧れのアイテム」と「日用品のまとめ買い」について、Amazonの鈴木氏とクロストークセッションを行った。また今年のプライムデーに合わせて制作され、Amazonの公式YouTubeアカウントにて公開する戸田さん出演のWebムービーも公開した。

ゲストとして登壇した女優の戸田恵梨香さんもAmazonのプライム会員。今回のプライムデーでは、以前から欲しかった海上スクーターを注文する予定だと語った