auフィナンシャルサービスがDGFTと業務提携契約 キャッシュレス市場でのシェア拡大や業界ポジショニングの向上へ

ECのミカタ編集部

DGフィナンシャルテクノロジーとauフィナンシャルサービス 決済事業での広範な連携に向けて業務提携契約を締結

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(以下:DGFT)と、auフィナンシャルサービス株式会社(以下:auフィナンシャルサービス)は、2024年5月8日付で決済事業での広範な連携に向けた業務提携契約を締結したことを公表した。

au経済圏における高品質な決済サービス提供を推進

デジタルガレージグループのDGFTは支払い拠点数108万拠点、決済取扱高6.2兆円、年間決済件数11.8億件とキャッシュレス市場を担うインフラ企業であり、グループ戦略「DG FinTech Shift」のもと、様々な戦略パートナーとの協業を加速。中期経営計画の早期達成を目指すと共に、安心・安全で便利なキャッシュレス社会の実現へ貢献している。

一方、auフィナンシャルサービスは、KDDIグループが保有する多種多様なデータを掛け合わせた独自の信用供与モデルをもとに事業を展開。KDDIグループの通信料金等のクレジットカード決済を一括管理する決済代行事業を手掛けるなど、グループのキャッシュレス推進を支える存在として事業領域を拡大し続けている。

両社は今回の提携を通じ、相互の経営資源や決済領域の知見・機能の融合を図り、au経済圏における高品質な決済サービス提供を推進。さらに、共創連携によるワンストップの決済サービス展開によって、成長を続けるキャッシュレス市場でのシェア拡大や業界ポジショニングの向上を目指すとしている。

キャッシュレス市場の発展に繋がることが期待

クレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレス決済が日本の消費全体に占める割合は年々増加している。経済産業省が掲げる「キャッシュレス・ビジョン(※1)」では世界最高水準の80%のキャッシュレス比率が目標と設定されており、「キャッシュレス推進協議会」において、産官学が連携して進められている状況だ。

auフィナンシャルサービスは、生活の中心となったスマートフォンを通じて顧客の日常生活における決済・金融サービスをより身近にする「スマートマネー構想」を推進、デジタル金融を推進することで、顧客の豊かな生活をサポートし、新しい体験価値を創造する姿勢を見せる。

DGFTが提供する多様なキャッシュレス決済ソリューションによって、au経済圏サービスはさらに進化するだろう。キャッシュレス市場のさらなる発展に繋がることが期待される本提携の動向に注目したい。

※1 参考元:キャッシュレス・ビジョン(経済産業省)


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