簡単EC「STORES.jp」と「BASE」比較表

ECのミカタ編集部

「ECを始めたい!」と思ったときに、株式会社ブラケットの「STORES.jp」そしてBASE株式会社の「BASE」を利用することで、無料で簡単かつ充分な機能を備えたECサイトを始められるということについてまとめた記事はもうご覧になっていただけただろうか。

第一弾
【試してみた】ECサイトの始め方~STORES.jp~
https://ecnomikata.com/ecnews/9286/

第二弾
【試してみた】ECサイトの始め方~BASE~
https://ecnomikata.com/ecnews/9413/

今回は、そんな「STORES.jp」と「BASE」がいかに便利なサービスかということを、最新の比較表を用いて説明して行きたい。

※2016年06月20日公開の記事を2019年10月03日に更新しています。

STORES.jp×BASE 2019年度比較表

STORES.jp×BASE 2019年度比較表「STORES.jp」「BASE」比較表 ダウンロードはこちらから→http://goo.gl/OxLbRO(2019年10月03日更新)

上の表が、「STORES.jp」そして「BASE」の最新の比較表だ。(詳しくはこちから→http://goo.gl/OxLbRO

まず”独自ドメインの取得”に関して、「BASE」は「BASE Apps」にて”独自ドメイン取得”機能をインストールすることができる。

「STORES.jp」は、無料プランからhttps://○○○.stores.jpのドメインを取得することができる。

また「STORES.jp」の”店舗数”は、フリープラン・有料プラン合わせて70万店舗以上となっている。

決済手数料については、「BASE」は一律、1回の注文総合計+送料も含めた金額に対して決済手数料が発生する。加えて2017年からサービス利用料も販売金額に乗じて3%発生することになった。

「STORES.jp」はフリープランの場合5%、スタンダードプランの場合3.6%(AmazonPayの利用の場合は4%)。

「BASE」の”配送サービス”は、”独自ドメイン”と同じように「BASE Apps」にて機能をインストールすることができる。

”海外への販売”について、「BASE」であれば”海外対応アプリ”をインストールすることによって可能となり、※6「STORES.jp」であれば、サイトの言語機能を切り替えることができるので、越境ECに挑戦したいと考えているストアオーナーにとっては嬉しい機能だ。

「STORES.jp」と「BASE」を比較してみたが、どちらがどうというわけではなく、どちらも簡単なのに充実した機能が備わっていることがよく分かる。EC事業者は、自分の商品や戦略に合ったサービスを利用することが望ましいだろう。

次の章では、更に踏み込んで各サービスを紹介する。

STORES.jpから見る、BASEとの違いは?

「STORES.jp」では、月額利用料は0円 (フリープラン)と1,980円(スタンダードプラン)を用意しており、70万店以上の店舗が「STORES.jp」を利用してECサイトを始めている。

そして2016年6月から新たな決済方法が加わり、「STORES.jp」は更にパワーアップした。その決済方法というのが、株式会社エクスチェンジコーポレーションの「Paidy」による「翌月後払い」だ。

「Paidy」の資金繰りのしやすさ、不正利用に伴うリスク回避ができるなどの安心のサポート体制は、店舗にとっても顧客にとってもメリットが大きい。

そして、「倉庫サービス」も充実している。このサービスを利用することで、ストアオーナーは倉庫に商品を預けるだけで配送部分を「STORES.jp」に任せられるので、その他業務に集中することができるのだ。

配送に関して言えば、もう一点注目すべきなのが今年5月から始まった「定期便」だ。「定期便」は、毎週、毎月など、決まった期間で商品を定期的に販売することができるため、顧客にとっては決まった期間で購入したいもの(例:生鮮食品、サプリなど)の注文を忘れてしまうことを心配する必要がなくなり、ストアオーナにとっては安定した売り上げを得ることができるので、双方にとって嬉しいサービスとなっている。

決済・配送と、「STORES.jp」は簡単なだけでなく機能も充実していることは大いにわかるが、集客・販促はどうなっているのだろうか。実は「STORES.jp」には、フリープランでも利用できる販促ツールが用意されている。

その一つが、株式会社ZOZOが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」だ。

「STORES.jp」では「WEAR」とストアの連携が可能であり、「WEAR」に登録したアイテムを自分のストアで販売することができるのだ。「WEAR」は登場以来、スマートフォンで手軽におしゃれを共有できることから、現在に至るまで若い世代を中心に人気を集めており、ストアオーナーにとって「WEAR」は販促ツールとして大きな影響をもたらしてくれることだろう。

その他、「STORES.jp」ではブログの開設やInstagramとの連携も可能なため、ストアオーナーはこれらを上手く利用して売上につなげることができる。

海外への販売もBASEで簡単に

「BASE」の魅力のひとつとして、まず、「BASEかんたん決済」がある。「BASEかんたん決済」とは、4種類の決済方法の総称であり、申し込み後すぐに導入することができるため、初心者にとってもわかりやすく利用しやすい。

また「BASE」は6月27日から、利用者が会員IDを使ってオンライン決済を行うことができるサービス「PAY ID」決済の提供を開始した。

IDの利用登録は無料で、メールアドレスとパスワードだけで簡単に登録することができる。まずは、「BASE」のECサイト20万店舗が「PAY ID」を順次導入し、今後も加盟ECサイトやWebサイトを増やしていく方向だ。「PAY ID」を導入するメリットやサービス開始の意図についてはこちら(https://goo.gl/OrKWxK)記事でも紹介している。

そして特徴的なのが、「BASE」ではストアの各機能を「BASE Apps」でインストールすることができるのだが、その流れが至ってシンプルで、自分好みに機能をカスタマイズできるのも面白いということ。インストールできる機能の中には、カメラマンに無料で商品撮影が依頼ができる”商品撮影サービス”や海外への商品販売を想定した”海外対応”といった多種多様な機能が揃っている。

また、販売する商品が決まらないという初心者に対しても、オリジナルのスマホケースを作成し販売することができる”スマホケース作成”や、多彩なデジタルコンテンツの販売が可能な”デジタルコンテンツ販売”の機能も「BASE Apps」で用意している。

配送に関しても、「BASE Apps」にて”商品の保管・梱包・配送代行サービス”の機能を利用することで、商品保管料金980円〜と、物流代行料(梱包等配送作業+送料)650円〜/個だけで、保管・梱包・配送作業を一括して外部へ代行できるのだ。しかも2か月間は保管料が5,000円分無料となるので、利用しない手はないだろう。

「でもやっぱりECサイト運営は不安。」という方にも、「BASE」は手厚いサポートを用意している。それが、ストア開設・運営・販促のノウハウを紹介してくれるストアオーナーの為の相談窓口「BASE U」だ。「BASE U」は、「BASE University(大学)」の略で、様々なジャンルのスペシャリストが講師となってサイト運営に役立つノウハウを寄稿している。

また、販促に関しては、「BASE」のストア上でブログを掲載できるが、それをショッピングメディアである「BASE Mag.」で公開することもできるので、ストアオーナーは自分のストアの魅力を存分に伝え、売り上げを伸ばしていけるはずだ。

「STORES.jp」「BASE」の素晴らしいところは、在庫さえあれば本当に誰でも簡単にECを始めることができてしまうところだ。そして、簡単だからこそECの楽しさをも感じさせてくれる。

それでも「ECって難しそう。」と思っている人も、「メルカリ」を思い浮かべてみれば、ECに対するハードルも下がるのではないだろうか。「メルカリ」は、CtoC向けのサービスであるが、立派なECであることには変わりない。「この商品を売りたい!」という気持ちさえあれば、まず「メルカリ」で培ったノウハウを、「STORES.jp」や「BASE」で活かしていくというのもありだろう。

もし、あなたがECサイトを始めようと考えているのであれば、是非以下関連リンクから「STORES.jp」「BASE」の資料請求をしてみてはいかがだろうか。

こうした簡単ECやCtoCの登場によって、ECは”堅苦しく難しい”ものではなく、”誰でも簡単に”始められるものになってきている。思わぬヒット商品を生み出せるのは、もしかしたらあなたかもしれない。


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