500円でECアプリが制作可能、ワンコインアプリの特性

ECのミカタ編集部

 スマートフォンの利用者が増加するに連れ、アプリの需要も高まっている。近頃では、ECのアプリ版も登場し、一層利用しやすくなった。そういった中、ART DIGは、EC事業者向けに500円でECのアプリが作れる「ワンコインアプリ」を開始した。

「プッシュ通知」で素早く情報を伝達

 現代、スマートフォンユーザーが年々増加し、スマートフォンから 自分のネットショップへ送客するためには、自社店舗のスマホアプリが必要だ。しかし、制作には多額の費用がかかるため、アプリを見送るEC運営事業者が多いだろう。そういった問題を解決するため、低コストで自店舗のアプリが作れる「ワンコインアプリ」が開発された。

 「ワンコインアプリ」とは、ART DIGがECのアプリを制作し、AppStoreとGooglePlay申請まで行うサービスである。通常は200万円から300万円の制作費用がかかるが、初期費用500円、月額利用料980円~1,980円と低コストでスマホアプリを制作することができる。また、アプリ完成後の商品写真の入れ替えやリンク先の設定など自由に変更することが可能だ。

 特徴は、アプリの特性「プッシュ通知」でユーザーに商品入荷を素早く知らせることができることだ。情報伝達の主な手段としてメルマガが利用されるが、開封率が低い。その点、アプリの「プッシュ通知」ならば、メルマガよりも気軽に開封する率が高まり、ECに訪問する機会が増え、売上向上に繋がる。

 つまり、「ワインコインアプリ」は、低価格で制作することができるだけでなく、確実にECへ導くことができるのだ。

「Eコマース」のアプリが年々増加傾向に

 ニールセン株式会社が実施した「2016年7月のアプリケーションの利用状況」によると、月に1回以上利用しているアプリのカテゴリーのうち、4位に「Eコマース」がランクインした。2014年7月と比較すると1.2個増加し、他のカテゴリーの中で唯一1個以上増加する結果となった。

 増加の要因は、「Amazonアプリ」や「楽天市場」などのECアプリの利用率が全体的に増加したことや「フリマアプリ」の成長が挙げられるが、やはり、アプリの需要が高まっていることが関係していることだろう。

 今後もアプリの需要が高まっていくことが予測される今だからこそ、ECのアプリ版を制作する時なのではないだろうか。EC訪問者を増やすためにも、アプリの存在が必要なのかもしれない。


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