【第２回】ネット通販でも、プラスアルファの幸せを！

　私たち一般社団法人・イーコマース事業協会は、インターネットを介した商業活動（eコマース）にかかわる全ての皆様に開かれたEC商工会です。楽天市場、Yahoo！ショッピング、DeNAショッピング、ポンパレモール、Qoo10などのモールや自社サイトなどでネット通販を運営している方で勉強会を実施しています。北は北海道から、南は沖縄までの店舗が、売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換をしています。（http://www.ebs-net.or.jp/）

　全ては、読者の方々と同じ想いです。毎月、交代で、加入しているネットショップから、その現場の生の声をお伝えしていきます。

メッセンジャーであり続ける事

　はじめまして。花プラス株式会社の小川　順子と申します。

当社は「翌日配達お花屋さん」「当日配達お花屋さん」ブランドで、ヤフーショッピングストアや、楽天市場などのモール店を中心に、フラワーギフトを扱うネットショップを6店舗展開しています。
( http://store.shopping.yahoo.co.jp/webflora/ )

当店は、ギフト専門店ですので、お誕生日や、結婚記念日、開店祝いなど、当店に来られるお客様の90％が、プレゼントされる先様に、直接お花の配達を依頼されます。

お客様が手に取って、お花を選ぶことができない為、プロの目でもって、お客様の代わりにお花を選び、「心を込めて」アレンジをお作りさせていただいております。

それでは、どのくらい「心を込めて」いるかということを具体的に書かせていただきます。

当店では、お客様のほとんどが、オリジナルメッセージを記入されます。お客様にご記入いただいたメッセージをお花にぴったりのカードをお客様の代わりに選んで、印字し、お花と一緒にお届けをするのですが、私達は、毎日、毎日、お客様が書かれる、メッセージに、心が動かされるのです。

「毎日一緒にいられて僕は世界一幸せ者です」と妻に贈るメッセージ、「結婚しよう」というメッセージ、私達にとっては毎日にように見る、そのメッセージでも、お客様にとっては、一生に一度の、大切なワンシーンになることを具体的に想像します。

例えば、お供えギフトのご注文で、備考欄に「贈り主の名前、住所を伏せてください」と書いてあったら、それは、人間関係が壊れていても、亡くなったときにせめて、お花をお供えしたい、というお客様の気持ちを察して、なるべく無難な、失礼のないお花を使っておつくりするわけです。

花店だけに限らず、ギフトショップに求められることは、「想いが伝わること」だと思います。だから、できるだけ、想像力を豊かにして、心を込めておつくりするようにしています。

フラワーギフトの市場はシュリンクしていく中だからこそ、どれだけ深く、お客様と関われるかがリピートのキーワードではないでしょうか？

当店がネットショップを開店したのは、2000年10月で、すでに15年が経過していますが、その間に、ショップ名変更と、社名変更をしています。

まずショップ名ですが、開店当初は「ウェブフローラ」という名前で営業していました。

かなり、気に入っているショップ名でしたが、提供しているサービスの「翌日配達便」の人気が高いことに気が付き、それならば、ショップ名も「翌日配達お花屋さん」にすればいいのではないかと思い、変更しました。ちょうどその頃、私の所属する、イーコマース事業協会（通称エビス）の中で、ショップ名を変更するのが流行っていたので私も勢いにのって、変更ができました。ショップ名を変更してから、お客様も増えて、数あるお花屋さんのなかでも、名前を覚えてもらえるようになりました。

そして、2011年には、社名も「ブロードバンドネット株式会社」から花プラス株式会社に変更しました。それは、当社が、お花だけではない、花プラスアルファの幸せを提供すると決めたからです。

これからも、お客様の気持ちを運ぶメッセンジャーとして、想いを形にし、エビスの仲間とともに、頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。