千趣会の新ブランド「kusu kusu works」が志すもの

ECのミカタ編集部

 毎日やらなければならない家事。掃除、炊事、洗濯と誰かと一緒に住んでいない限り、全ての家事を自分一人でやらなければならない。何もしないと、部屋はほこりまみれとなり、洗濯物も溜まっていく。

 そのような面倒な家事でも楽しくなるようなインテリア雑貨を販売しているEC「ベルメゾンネット」。今回は、新たな家事雑貨ジャンルの新ブランド「kusu kusu works(クスクスワークス)」が誕生し、「洗濯」をテーマにしたアイテムを販売開始した。

「くすっ」と微笑んでもらえる商品を創る

 株式会社千趣会(以下、千趣会)が運営する「ベルメゾンネット」では、消費者からの暮らしのアイデアや膨大な“困りごと”等の声に耳を傾け、オリジナル商品の開発を行ってきた。今回の「kusu kusu works」では、これまでの“困りごとを解決する機能的価値”のみならず、使うことが嬉しくなるような“洗練されたデザインによる情緒的価値”にこだわる。そんな「kusu kusu works」の商品の特長は、「機能×デザイン」の両者を持ち合わせた“困りごとを解決する機能と、その機能にマッチしたデザイン”の「家事家具」であることだ。

 なお、「kusu kusu works」は、人が「なるほど」と感じる商品に出会った時の「くすっ」という微笑むを追求すべく名付けられた。

 今回の“情緒的価値”を提供するために、企画段階からデザインの詳細まで一緒に開発を進めるプロジェクトパートナーとして、“モノづくりを通して世の中を元気にする”と掲げるアッシュコンセプト株式会社(以下、アッシュコンセプト)と契約した。

 アッシュコンセプトは、happy、hello、haha(笑い)、humanなど、人の心を豊かにしてくれる「h」から始まる言葉をコンセプトに、「h」のフランス語の発音「アッシュ」を会社名としている。そこには、“デザインを通して人を応援したい”という想いが込められており、そんなアッシュコンセプトと、消費者想いの千趣会が手を組むことで、これまでにない“オシャレで便利な商品”が誕生した。

第一弾は「洗濯」の“困りごと”を解決

 「kusu kusu works」の第一弾は、「洗濯」をテーマにしたハンガー5アイテムと室内物干し、物干し竿、バスタオルスタンド、ランドリーボックスの計9アイテムの「家事道具」だ。昨今、共働きや単身世帯の増加、住宅事情、大気汚染問題から、洗濯物を部屋干しする人の割合が増加しており、その大半がリビングで干している現状である(千趣会調べ)。そんな部屋干しにまつわる“困りごと”として以下が挙がった。

【部屋干しにまつわる“困りごと”】
■干すためのスペースをとる
■人が集まるリビングなので生活感を出したくない
■物干し・ハンガー・ピンチなどの洗濯道具の置き場に困っている(邪魔)
■乾いた洗濯物を畳むのが面倒

 この“困りごと”に対して「kusu kusu works」では、以下のように解決を図った。

【解決策】
■生活感を醸し出すプラスチックのピンチ(洗濯バサミ)を使わない
■使わない時は場所を取らず収納できる機能と、出しっぱなしでも絵になるデザイン
■洗濯物を畳むことなく、ハンガーにかけたまま収納できる

「kusu kusu works」の商品紹介(一部)

「kusu kusu works」の商品紹介(一部)

【アルミハンガー“Nami” 売価1,600円(税抜)※3本セット】
 この商品の特徴は、「ピンチ」を使わないこと。これは、波上に曲げた隙間に洗濯物を挟み込むため、ピンチを使わずに掴み干しすることが可能だ。なお、風が吹いても落ちないのにも関わらず、楽に外せる絶妙な掴み加減がポイント。さらに、靴下、ハンドタオル、シャツ、ズボン、インナーなど様々なものをハンガー1本で干すことができることが魅力である。

【アルミハンガー“Hito” 売価2,700円(税抜)※3本セット】
 洗濯で最も億劫なことは、「畳む」ということ。この商品は、その畳む洗濯物の量を減らし、そのまま次の日の準備が整う。人の形をしているため、両脇にパンツ、脚には靴下を挟み込み、上からシャツを掛ければ翌日の準備そのままに洗濯物を干すことができることが魅力だ。なお、女性にとっては、下着を干した上からシャツや羽織物を掛けて干すことができるため、周囲を気にする必要が無くなる。

オシャレな物干しと「kusu kusu works」のコンセプトは次のページへ!

【X型物干し“Pata Tamo” 売価14,000円(税抜)】
 物干しで気になることは、見た目。突然、誰かが家に来た時に物干しが出しっぱなしであったら、お互いに嫌な思いをすることとなる。それを解決するために開発されたこの商品は、美しいタモ材の木目を使用したX型物干しであり、そのままドレスハンガーとしても使えるほどの美しい見た目だ。それだけでなく、フレーム側面に穴が開いており、そこに別売りのアルミ物干し竿を通すことで、一気に物干しとしての収納力がアップする。

“困りごと”を解決し、“気分を上げる”商品

 「kusu kusu works」には、今までのベルメゾンの商品とは少し異なる、特別な想いがある。それは消費者の“困りごと”を解決しつつ、“気分を上げる”ということだ。家事は手間がかかることが多いため、気分が下がりがちになる。その気分を上げ、家事が楽しくなるような家具を提供することが「kusu kusu works」のコンセプトだ。このコンセプトに基づき、一歩先を行く消費者の困りごとを解決する「ネクストソリューション」を生み出していく。

 様々な家事の中でも“洗濯”に関する悩みは深刻だ。特に、最近は天気が崩れやすく、部屋干しをする機会が多い。「洗濯をしなければいけない」ということで気分が下がっていることに、さらに「天気が悪くて部屋干しをしなければいけない」ということでより気分が下がる。それが、もしオシャレなハンガーや物干しだったらどうだろうか。おそらく、オシャレなものに気分が上がり、憂鬱な洗濯が楽しくなるだろう。

 なお、物干しは洗濯が済んだら片付けることが多いが、この片付けにも手間がかかる。しかし、「kusu kusu works」の物干しならば、洗濯後も出しっぱなしにしていたとしてもオシャレで、部屋に馴染む。折り畳み式であるため、折り畳んで片付けることも可能だ。物干しに限らず、全ての商品が消費者の生活に合うように設計され、自由自在に使用することができる。消費者の目線に立ち考え、辿り着いた「kusu kusu works」の商品は、消費者の心を掴むことだろう。こういった、利便性が高いだけでなく、オシャレな商品を消費者は待っているのかもしれない。


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