STORES.jpアクセスランキング発表！注目はPPAP？

消費者ニーズを知るなら「季節」と「流行」をチェック

　簡単にECサイトを開設できるサービス「STORES.jp」を提供している株式会社ブラケット（以下、ブラケット）は、STORES.jpで開設されたECサイトの「検索バーで検索されたキーワード」の人数や、商品につけられている「ハッシュタグ（#）」にアクセスした人数から、2016年11月14日～2016年11月20日の間で「アクセスした人数が多い」キーワードを独自集計したランキングを発表した。

　11月の半ば、本格的な冬の訪れを感じることが出来るこの期間に、消費者はどのようなキーワードを検索したのだろうか。ランキングは以下の通り。

1位：#ふわふわ
2位：#ブラ&ショーツ
3位：#刺繍
4位：#ブーツ
5位：#チョコレート

　冬のファッションアイテムにも欠かせないファーなどを連想させる「ふわふわ」というキーワードが1位となった。今年は特にファーの人気が高く、イヤリングなどの小物類でもファーを使ったものが人気を集めている。

　また5位の「チョコレート」だが、バレンタインデーのある2月を除いても冬が一番売れるのだという。スイーツショップでもチョコレート菓子の新作が多く出ており、インターネット上でも頻繁に検索されるのかもしれない。

　その他にアクセスの多かったワードとして注目なのが、今回16位にランクインした「パイナップル」だ。なぜ冬にパイナップル？と疑問に思う方も多いかもしれないが、ブラケットの見解としては「今流行のピコ太郎“PPAP”の影響では？」とのこと。

　流行やメディアの影響でECサイトの売上が変動することはよく聞く話で、今回も世の中の流行によって消費者の関心が偏った結果といえるかもしれない。

　今回のランキングからわかるように、消費者の関心はシーズンごとに移り変わることはもちろん流行ものにも影響されるので、EC事業者は日々メディアや流行をチェックし敏感になっておく必要があるだろう。

　インターネットが普及しているからこそ、消費者のニーズを調査する方法の選択肢が広がっている。そうした方法を上手く活用できるECサイトが、売上を拡大し、他店と差を付けることができるのかもしれない。