「NaviPlusレコメンド」訪問者属性分析で精細なセグメント

ナビプラス株式会社（本社：東京都渋谷区、以下：ナビプラス）は、同社が開発・提供するパーソナライズド・レコメンドサービス「NaviPlusレコメンド」に、ECサイト訪問者の属性を分析し、それらを反映したおすすめアイテムを提示する機能を追加し、EC事業者への提供を開始したと発表。

　「NaviPlusレコメンド」は、ECサイト訪問者の行動履歴情報やアイテムの属性情報を解析することで、訪問者一人一人に合わせた最適なおすすめアイテムを提示するサービス。レコメンド表示枠ごとのクリック率/CV率や、レコメンド利用者と非利用者のCV率/購入単価など、様々な数値を確認することができ、ロジック調整、ABテスト、成果確認を繰り返し行い、データに基づいてコンテンツを最適化していくことが可能な高機能パーソナライズド・レコメンドサービスだ。

　今回、新たに追加した「訪問者属性の分析機能」により、訪問者の性別や年代、居住地、会員ランク、別途事業者が分析した顧客クラスターなどの属性を考慮した、よりパーソナライズ性の高いおすすめアイテムを提示することが可能になったという。

　商品のおすすめはもちろん、トップページのバナーやニュースコンテンツのおすすめなどにも利用することで、ECサイトのパーソナライズ性が高まり、サイト訪問者のユーザー体験の向上が期待できるという。サイト内回遊率を上げ、機会損失を最小に防いでくれる。

より精細なセグメントが、無駄のないレコメンドを可能にする

　今やECサイトになくてはならない存在となったレコメンドサービス。ナビプラスでもすでに600を超えるサイトで導入されており、その信頼度は高まっている。やはりレコメンドサービスの肝は「セグメント」にあると思う。情報を細分化していく事で、より精細なレコメンドを届ける事ができるからだ。この機能をさらに高めようとする姿勢は評価されるべきだろう。

　ECサイトは増加の一途をたどり、どれも似通った印象を持たれやすい。増え続ける競合他社との差別化は、こうした細部の機能になってくるはずだ。ナビプラスは「NaviPlusシリーズ」のさらなる機能強化を図り、EC事業者のマーケティングを支援していくとしている。これからもEC事業者とユーザーに寄り添った機能の向上に期待したい。