返品自動化ツール『Recustomer』がSMARIと連携 ローソン物流網を活用して返品フローをよりスムーズに

ECのミカタ編集部

Recustomer株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:柴田 康弘)は、EC商品の返却・返品サービス「SMARI(スマリ)」の活用を開始した。

ローソン物流網を活用

返品・交換・キャンセル自動化ツール「Recustomer(リカスタマー)」を運営するRecustomer株式会社は、2022年1月14日より、EC商品の返却・返品サービス「SMARI(スマリ)」の活用を開始した。これにより、ECサイト利用者がRecustomerで返品手続きを行った場合、事業者はローソンの既存物流網である納品後のトラックの戻り便等を活用して返品商品を回収可能となる。

◆EC商品の返却・返品サービス「SMARI」

スマリはEC商品の返却、返品、発送をよりスムーズに行うことができるサービスだ。現在、ローソン、ナチュラルローソン等の関東・中部・関西で展開している。

◆返品・交換・キャンセル自動化ツール「Recustomer」

Recustomerは、返金・交換・キャンセル業務を自動化することで、時間とコスト削減を可能にし、顧客体験の向上を実現。返品・交換や注文キャンセル依頼受付から、メール返信・在庫引き当て・キャンセル時の発送停止業務など様々な業務を自動化する。

配送に関わる手数料を削減

配送に関わる手数料を削減

公表に際して同社では次のように述べている。

「この度のSMARI導入により、ECサイト利用者は、Recustomerで返品手続きを行う際に発行されるQRコードをスマリボックスにかざすだけで返品を完了できます。宅配便の返品伝票への記入作業や店舗でのレジ待ち時間を省くことにより、短時間で簡単に返品を行えます。また、ローソンの既存物流網である納品後のトラックの戻り便等を活用して回収するため、最低限のコストで運用が可能になり、事業者が今まで支払っていた配送に関わる手数料を削減。トラックから排出される二酸化炭素量の削減により、持続的な宅配環境の負荷削減の一助となれることを期待しております」

返金・返送領域への拡大も視野に

先述のようにRecustomerは、EC事業者の返品・交換・キャンセル業務を自動化するツールだ。同社は今回の事業提携により、資金移動業者や配送業者との提携を強化し、これまで対応してきた返品領域だけでなく返金・返送領域においてもECサイト利用者の購入後体験を支えるインフラを目指すとしている。

返品対応は、ECにおいても顧客満足度向上のためにも避けては通れない部分だ。しかし、当然にして返品にかかわる物流面やコストなど、そこには少なからず課題も横たわっている。今回の同社の施策は、ローソン等の既存の物流網も活用することで、その課題に対応するものとなっており、今後の返金・返送領域へのサービス拡大とあわせて、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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