「ヤプリ」がスモールビジネス向けの新プランをリリース、初期費用無料・月額39,800円でアプリ制作が可能に

ECのミカタ編集部

アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供する株式会社ヤプリ(本社:東京都港区、代表取締役:庵原保文)は、2022年4月21日、スモールビジネスの成長をサポートする新プラン「Yappli Lite(ヤプリ ライト)」の提供を開始したと発表した。

新プラン「Yappli Lite」誕生の背景

アプリの開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム「Yappli」は、現在600社以上の企業に導入され、幅広い業界の課題解決に活用されている。また、開発したアプリの累計ダウンロード数は1億ダウンロードを突破、生活者の日常に広くアプリが浸透していることがうかがえる。

同社にはデジタルでの顧客接点を確保し、エンゲージメントを強化する手段として、アプリ開発についての問い合わせを多数寄せられているが、なかでも近年増えているのが、スモールビジネスからの相談だ。

地元密着型のカフェや、複数店舗を展開する美容院、こだわりのアイテムをセレクトしたオンラインストア、地域振興を目指すローカルメディアなど、業種・業態はさまざまですが、話を聞くと共通した課題が見えてくるという。

「本当はリピーター向けの施策も行いたいが、新規集客だけで手一杯」
「予算や人手が限られているので、アプリの運用にそこまでコストやリソースを割けない」
「もちろん、社内のスタッフにITに詳しいエンジニアなんていない」

こうした課題を解決するため、同社は今回、スモールビジネス向けの新プラン「Yappli Lite」の提供開始に至った。

スモールビジネス向けプラン「Yappli Lite」概要

「Yappli Lite」は、個店や個人事業主などスモールビジネスを運営している人を対象に、厳選された機能をシンプルにパッケージングし、初期費用無料・月額39,800円で利用できるプラン。自身でアプリを制作することで、初期費用やランニングコストを抑えながら、アプリを運用することができる。

<利用料金(すべて税抜き)>
月払い:¥39,800/月
年払い:¥34,800/月、¥417,600/年

<プラン概要>
・初期費用無料
・iOS・Android両OS対応
・プッシュ配信回数:制限なし
・基本機能利用可能
・ダッシュボード提供
・プレビュー用アプリ提供 ※1
・月間利用ユーザー:10,000人まで ※2
・アプリストア初回申請代行 ※3
・オンラインサポート、メールサポート

※1:Androidのみの提供。iOS版も近日対応予定
※2:1ヵ月あたりのアプリのアクティブユーザー数を指す
※3:申請に先立ち、利用者は各ストアで開発者登録(有料)をする必要がある

「Yappli Lite」の特長

本プランの特長として、おもに以下の4つが挙げられる。

①幅広い業種に対応したテンプレート
アプリの”プロ”が、テンプレートを開発。各業種の特性に合わせて選定された機能と、ベースとなるデザインを使用することで、これまでアプリを制作したことがない人でも、負荷なくスタートすることができる。

②直感的に操作できるノーコードの管理画面
Yappliの特長である、直感的な操作で更新作業ができるノーコード(プログラミング不要)の管理画面を本プランでも提供。ドラッグ&ドロップでテキストや画像を簡単に入力して、自分たちのビジネスに合わせたアプリを制作できる。公開後も、SNSやブログに投稿する感覚で気軽にアプリの更新が可能。

③アプリのストア申請を支援
App Store(iOS)、Google Play(Android)へのストア申請をヤプリが支援。アプリ公開の専門知識がない人でも、アプリを公開して、ユーザーに届けることができる。

④送りたい時に、いつでもプッシュ配信
集客や情報発信において高いリーチを実現するプッシュ通知は、売上に直結するアプリの人気機能。いつでも送りたいときに、配信頻度を気にすることなく、メッセージを送付することができる。

「Yappli Lite」の活用方法

本プランで制作できるアプリの活用方法として、おもに以下の3つが挙げられる。

①アプリで情報配信
最も身近な接点であるスマートフォンでユーザーと直接つながることができる。お知らせ配信からイベントの告知まで、あらゆる情報発信をサポート。

②アプリで来店促進
キャンペーンの告知からクーポンによる販促まで、来店を促すさまざまな機能で店舗の集客をサポートする。

③アプリでオンラインストア
オンラインストアをスマートフォンに最適化。モバイルの購買体験を改善して、売上をの向上を目指す。

おもなテンプレート対応業種は下記の通り。スモールビジネスの中で、ニーズが多かった業種を幅広くカバーしている。また、今後も要望に応じてテンプレートの拡充を進めていくという。

・メディア・情報誌
・地域コミュニティ
・著名人・クリエイター
・飲食店・カフェ
・美容・エステ
・宿泊・レジャー
・ジム・習い事
・ショップ・専門店
・ファッション
・インテリア・生活雑貨
・塾・スクール
・食品・スイーツ・酒
・コスメ・美容
・趣味・スポーツ

アプリ開発・運用・分析がノーコードでできることからさまざまな業種の事業者に支持されてきた「Yappli」だが、小規模事業者にとっては費用面で導入のハードルがあった。今回の「Yappli Lite」の提供開始で、中小事業者にとっても自社アプリ制作が現実味を帯びてきそうだ。

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