WOVNがAmazon S3と連携　海外SEO対応の多言語サイトをスピーディーに構築＆運用が可能に

Wovn Technologies株式会社（本社：東京都港区、代表取締役 CEO：林 鷹治、以下「WOVN」または「同社」）は、AWSの提供する『Amazon Simple Storage Service』との連携機能の提供を開始した。

ビジネスのグローバル展開をサポート

Web サイト多言語化ソリューション『WOVN.io（ウォーブン・ドットアイオー）』、アプリ多言語化ソリューション『WOVN.app（ウォーブン・ドットアップ）』を提供するWovnは、Amazon Web Services（アマゾン ウェブ サービス）の提供するストレージサービス『Amazon Simple Storage Service（以下「Amazon S3」）』との連携機能の提供を開始した。

同社は公表に際して、Amazon S3環境を利用してWebサイトを運用する顧客に負担なく海外SEO対応可能な多言語サイトを運用できる機能を提供することで、顧客におけるビジネスのグローバル展開をサポートすると述べている。

多言語サイトの運用負荷を削減

これまでは、Amazon S3環境を利用して海外SEO対応可能な多言語サイトを運用する場合、一連の作業である「元言語のHTMLファイルの取込み」「翻訳作業」「翻訳したHTMLのアップロード作業」などを手動で実施する必要があった。このため、多言語サイトの公開にかかる運用負荷が大きく、元言語と翻訳言語での情報公開にタイムラグが生じてしまうなどの問題が生じていた。

今回、提供されるAmazon S3との連携機能では、WOVN.io上で数クリックボタンを押すだけでHTMLファイルを自動で翻訳し、翻訳したHTMLファイルをAmazon S3環境にアップロードできるようになる。元言語の HTML ファイルに影響を与えることなく、翻訳結果のHTMLファイルを配信したいタイミングで柔軟にアップロード可能なため、コンテンツの内容や配信タイミングを各国・地域で出し分けたいシーンなどでも活用できるとしている。

また、実際の Web サイトを見ながら直感的に翻訳を修正できるライブエディター機能や、固有の商品・サービス名の対訳を管理できる用語集機能など、WOVN.io が提供している機能も利用可能だ。これにより、運用負荷を大幅に削減しながら多言語Webサイトを運用できるようになるとのことだ。

Amazon S3との連携メリット

同社は、Amazon S3との連携によるメリットについて次のように述べている。

▶数クリックで Amazon S3 環境に翻訳 HTML ファイルを配置可能

▶元言語に影響を与えず、柔軟に翻訳 HTML ファイルの内容や配信タイミングを設定可能

▶大規模アクセスの負荷に強い環境で多言語サイトを運用可能

▶多言語 SEO 対応可能な Web サイトを構築可能

▶画面を見ながら翻訳できるライブエディター機能や、用語集機能が利用可能

また今後については、Google Cloud Strageとの連携など、顧客の環境に合わせた柔軟な多言語サイト運用をサポートするべく、さらなる機能拡充の検討を進めるとしており、ECにおける多言語展開の観点からも、これからの進化に注目と言えそうだ。