越境EC支援「ZenGroup」、中小機構パートナー登録でマーケティング支援

ECのミカタ編集部

越境ECをトータルで支援するZenGroup株式会社(以下:ZenGroup)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下:中小機構)の「地域活性化パートナー」に登録された。

中小企業に向けて越境EC支援へ

ZenGroupは今後、中小機構との連携を強化した上で中小企業の海外販路開拓を支援していくとしている。

今回の登録による支援展開については、「自社でECサイト構築や海外発送などの対応が困難な中小企業様に対して、海外への認知を高め、売り上げを拡大していくためのテストマーケティングを支援していきます」(ZenGroup担当者)と話す。

加えて、海外展開を進める上でどのようなニーズがあるのか、どういった切り口で進めるのかといった打ち出し方を検討する必要もあるという。

「日本人の感覚や経験値だけで進めると、大きなずれが生じるリスクがあります。的外れな施策に陥らないよう、まずはテストマーケティングを展開して、勝ち筋を見つけていくことが初動では必要不可欠です。この支援に注力したいと考えています」(ZenGroup担当者)と、スタート時から丁寧な支援を行う姿勢をみせる。

商品や予算に応じた施策

越境ECにおける施策として、インフルエンサーマーケティングは高い効果が期待できるとして注目を集めている。この点についてZenGroup担当者は、「過去取引があり信頼できるインフルエンサーの起用も有効ですが、商品との相性やお客様の予算感に合わせて、外国人マーケター目線で新たに多様なインフルエンサーを選定し、常にアップデートしていく作業が必要です」と、柔軟に対応しながら支援を行う予定だ。

さらに、インフルエンサーによる単なる商品紹介に留まるのではなく、商品企画の立案といった新しい取り組みにも積極的にチャレンジすることも検討しているという。

越境ECでの展開は地域ごとの言語や文化に配慮した戦略を必要とするが、「現地のマーケティング会社やクリエイターといったパートナーと協業関係を築くことにより、ローカライゼーションの強化を図っていきます」(ZenGroup担当者)とローカライズへの対応策にも自信を持つ。

さらなる支援内容拡充を予定

さらなる支援内容拡充を予定

ZenGroupは「地域活性化パートナー」の登録によって、今後より多くの企業の成長をサポートしていくことになるだろう。

今後の展望については、「弊社のECモールでは取り扱いができない、要冷蔵、冷凍食品についても越境ECのテストマーケティングができるようなメニューの開発も検討しております」(ZenGroup担当者)と、さらなる支援内容拡充も予定している。

さらにライブコマースでのテスト販売、現地バイヤーとのマッチングといったパートナーシップにも注力し、より強固な支援体制を構築していくという。スタート時から軌道にのるまで、徹底した姿勢で支援するZenGroupの今後に期待したい。


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