メールマガジンとLINE マーケティングにおけるそれぞれの強みと特徴【共同調査】

ECのミカタ編集部

ユミルリンク株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:清水亘)と株式会社ライトアップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:白石崇)が、メールマガジンおよびLINEに関する共同調査を実施。CRM施策のツールとしても有用な2つの媒体において、受け取るユーザーの行動にさまざまな違いが読み取れる結果となった。

メールマガジンはWeb上、LINEはより実生活に根ざした使われ方

ユミルリンク株式会社と株式会社ライトアップが、メールマガジンおよびLINEに関する共同調査を実施した。マーケティングツールとして重要なメールマガジンとビジネスツールとしても有用なLINEは、実際ユーザーにどのように使われているのか。いくつかの調査結果をピックアップして紹介する。

まず、「登録のきっかけは何ですか?」の質問では、「クーポンがもらえるから」という理由がともに1位。メールマガジンが57.8%、LINEが60.5%と、LINEのほうがより顕著にクーポン利用を目的としていることがわかった。また、LINEは情報収集を目的とした登録理由が、割合としてメールマガジンよりも低い結果となった。

「アプリを開くのはどんなときですか?」の問いには、「通知がきたとき」が双方とも最多だったが、LINEはメールマガジンに比べて、「クーポンを確認・提示するとき」の割合が上回っており(LINEが39.3%、メールマガジンが37.9%)、LINEを利用した実店舗でのクーポン利用が定着していることが関係していることをうかがわせる。

両社のリリースでは、これらの結果から「メールマガジンは情報収集やECでの購買活動などWeb上での活用が多いと思われ、一方でLINEは、情報収集やWebでの利用シーンは少なく、リアルでのクーポン利用など、より実生活に根ざした目的で使われていることがわかる」と分析している。

利用価値を最大化するには、目的に応じた使い分けを

メッセージを受け取った後の行動に関して、メールマガジンは「Webでクーポンを利用する」が48.6%、「Webで購入・申し込み」が45.7%で上位を占め、Webでの購買行動に強みがあることを示す結果に。対してLINEは「Webでクーポンを利用する」が45.7%、「WebやSNSで検索する」が37.5%で上位。LINEは「店舗でクーポンを利用する」も35.3%でクーポン活用へのモチベーションが高いことがうかがえる反面、検索や申込みなど、新たな行動へ誘導することは難しいことが回答に表れている。

リリースでは、今回の調査で見えたメールマガジン、LINE双方の特徴を下記の表のようにまとめている。CRM施策のツールとして代表的なメールマガジンとLINEだが、ユーザーの活用のされ方にはかなりの違いがあるようだ。施策として効果を上げるためには、目的に応じて使い分けることが有効であることがわかる結果となった。

調査概要

■調査方法:インターネットリサーチ
■調査地域:全国
■調査対象:20歳以上の男女
・企業やブランド、店舗などのメールマガジンを登録している方
・企業やブランド、店舗などのLINE公式アカウントを登録している方
■有効回答数:1110人
■調査期間:2023年8月25日~2023年8月28日


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