MMD研究所が「デジタルギフトに関する調査」を実施 認知は61.6%に対して利用経験は26.5%にとどまる

ECのミカタ編集部

デジタルギフトの認知は61.6%、利用経験は26.5% 贈るシーンは「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が最多

MMDLabo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:吉本浩司)が運営するMMD研究所は、2023年12月26日~2024年1月5日の期間で「デジタルギフトに関する調査」を実施、調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間:2023年12月26日~2024年1月5日
◆有効回答:<予備調査>5000人(人口構成比に合わせて回収)<本調査>433人
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女<本調査>デジタルギフトを贈った経験がある人
◆設問数:<予備調査>6問<本調査>8問

◆出典:MMD研究所「デジタルギフトの認知は61.6%、利用経験は26.5% 贈るシーンは「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が最多」

デジタルギフトの利用意向は43.4%、男性10代が64.9%で最多

デジタルギフトの認知、利用状況について、認知は61.6%、利用経験は26.5%となった。性年代別では女性60代の認知が67.9%と最も多く、次いで男性10代が66.2%、女性50代が65.8%と続く。

利用経験は男性20代が36.9%と最も多く、次いで男性30代が34.7%、女性20代が30.8%となった。

デジタルギフトの利用意向について、利用意向がある割合は43.4%。性年代別では男性10代が64.9%と最も多く、次いで男性20代が53.3%、男性30代が50.9%という結果に。

デジタルギフトを利用したいと思う理由については「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」が40.1%と最も多く、次いで「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」が38.9%「選べるギフトの種類が豊富だから」が36.2%となった。

「すぐに会えない相手への気軽な贈り物」として支持

デジタルギフトを贈ったシーンについては「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が33.3%と最も多く、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」が32.8%、「忙しくタイミングの合わない相手に贈りたい時」が24.5%となった。

最も利用する機会の多いシーンでは「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が20.8%と最も多く、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」が19.6%、「相手にライフイベントが起きた時」が13.9%という結果に。

「すぐに会えない相手への気軽な贈り物」としての利用が支持されていることが見て取れるだろう。

デジタルギフトを贈った際の満足度については、91.7%が「満足している」と回答。その理由については「面倒な手続きなどせずに簡単に送れる」や「サイトの使い勝手が良かった」「こちらはお返しができ相手は好みで選べる」といった内容が並んだ。

18.2%がクリスマスにデジタルギフトを贈る

2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈ったについては30.9%が「贈った」と回答。

贈ったギフトについては「実店舗で購入したものを直接贈った」が39.1%と最も多く、次いで「オンラインで購入したものを直接贈った」が32.4%「オンラインで購入したものを配送で贈った」が29.0%となった。

一方「デジタルギフトを贈った」と回答したのは18.2%となり、その他ギフトと比較してまだまだ伸びしろがあることがうかがえる。

本調査によってデジタルギフトはその認知度の高さと比較して、利用経験はまだまだ少ないことが判明した。利用意向としては若年層の割合が高く、年代が上がるにつれて利用に対して後ろ向きな回答が目立つ。

しかし、遠方の相手に気軽なプレゼントを送れる点は、デジタルギフトの大きな強みである。今後様々な商品、サービスが拡充するにつれて利用者の増加が期待できるだろう。まだまだ発展途上のデジタルギフトの動向に注目だ。


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