海外旅行で最も参考にされるレビュープラットフォームは? X・Y・Z世代の海外旅行時の消費行動

ECのミカタ編集部

【X・Y・Z世代の海外旅行時の消費行動】約9割が観光地や食事・ショッピングでレビューを参考にすると回答!

株式会社グローバル・デイリー(以下:グローバル・デイリー)は、直近5年以内に海外旅行に行ったことがある方を対象に「X・Y・Z世代の海外旅行時の消費行動」に関する調査を実施した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間:2024年3月22日〜25日
◆調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
◆調査対象:調査回答時に直近5年以内に海外旅行に行ったことがあると回答したモニター
◆調査人数:男女1016名
◆モニター提供元:ゼネラルリサーチ

◆調査元:株式会社グローバル・デイリー

海外旅行前からレビューを参考にする傾向

「海外旅行で観光地に行く際や食事・ショッピングの際に、レビューを見て参考にしますか?」と質問したところ「非常に参考にする(39.6%)」「ある程度参考にする(47.8%)」と約9割がレビューを参考にしていることが明らかになった。

また「海外旅行に行く前や旅行中にレビューを参考にしますか?(予約したOTA(※1)の口コミ、SNS、ブログなど)」と質問したところ「見るようにはしている(46.1%)」「必ず見る(33.5%)」と、こちらも大多数がレビューを参考にしている事実が明らかとなった。

※1:Expedia(エクスペディア)、Booking.com(ブッキングドットコム)、Hotels.com(ホテルズドットコム)

全世代でGoogleマップを参考にする

「海外旅行で観光地や施設を訪れる際に参考にしているレビュープラットフォームは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ「Googleマップ(63.9%)」が最多。

各年代別でもトップは「Googleマップ」であることに変わりないが、若年層になるにつれて「SNS」の割合が高くなっている傾向が見受けられるだろう。

また「海外旅行で食事の際に参考にしているレビュープラットフォームは何ですか?(複数回答可)」に関しても「Googleマップ(50.1%)」が最も多く、次いで「SNS(Instagram)(36.7%)」「ガイドブック(36.0%)」と並ぶ結果になった。

実際の使用経験に基づく意見、写真や動画がレビューの信頼性に

「"広告や協賛などによるコンテンツ表記"があるレビューは参考になりますか?」と質問したところ、約半数が「実際に体験をしたレビューであれば参考になる(46.9%)」と回答。「プラス、マイナス含めて意見が反映されている」「実体験による情報は説得力がある」「体験後のレビューは真実味がある」など、広告や協賛であるかよりも「実体験に基づくかどうか」が重視されているようだ。

実際「行動の決め手となる"レビュー"において、必要な要素は何ですか?(複数回答可)」に対しては「写真や動画の提供(49.9%)」と僅差で「実際の使用経験に基づく意見(48.4%)」が並び、次いで「客観的な情報の提供(43.1%)」となった。

体験談を含めたリアルなレビューが求められる

本調査によって、多くのユーザーがGoogleマップを活用して情報収集している事実が明らかとなった。

また、約半数が広告や協賛コンテンツであっても実際に体験をしたレビューであれば参考になると回答している事実は注目すべきだろう。体験談を含めたリアルなレビューがいかに求められているかがうかがえる。

レビューに必要な要素としては、各世代で「写真や動画の提供」「実際の使用経験に基づく意見」「詳細な商品説明」が上位を占めた。こうした結果は今後、多くの事業者が広告、協賛コンテンツを作成する際の参考になるだろう。本調査内容を今後の施策検討に活かしてほしい。


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