【第4回】♠欲しい!をもたらす表現マジック〜ラスベガスで感じた世界EC潮流 (CES2017報告)〜

幅 朝徳

 ゲーム産業という異業種からやってきた、EC業界の「新参者」がお届けする、ボーイ・ミーツ・ガール風コラム。ゲーム業界で培った最先端技術で、EC業界に新風を巻き起こします。
消費者のみなさんに「欲しい!」と思ってもらえるための、まるでマジックのような表現や手法を、実際のユースケースや豊富なデモとともにご紹介。

 FLASHが動かない!
 全画面でしか動画を再生できない!
 複数動画の同時再生や自動再生もできない!

そんな「ないものだらけ」の、まるで牢獄のような「スマホ動画」の世界を、ミドルウェア技術のチカラで解放します。

マジックは、タネ明かしよりもパフォーマンスのほうが好き!という方にはピッタリなコラムです。毎号、カップヌードルの待ち時間くらいで読めるボリュームでお届けします!

CRI・ミドルウェア
エヴァンジェリスト
幅朝徳

【第3回】〜「スマホウェブ or スマホアプリ」?〜
https://www.ecnomikata.com/column/12782/

【第2回】〜動画がECに効く3つの理由とは?〜
https://www.ecnomikata.com/column/12425/

【第1回】〜ゲーム産業からこんにちは!〜
https://www.ecnomikata.com/column/11973/

みなさま、あけましておめでとうございます!
年末年始はいかがお過ごしでしたか?

ゲーム業界的には比較的おだやかな傾向にある年末年始ですが、小売業界やEC的には「福袋」対応や「新春セール」の準備等で、忙しい日々を過ごされていた方も多いかと存じます。本当にお疲れさまです!

かくいう私も、年末は、ECや広告関係の企業様との提携交渉が大詰めを迎えていたり、当社の戦略的パートナーである株式会社ecbeing様との共催セミナーで登壇したりと、なかなか多忙な日々を過ごしておりました。

■欲しい!をもたらす動画表現マジック「国内初の動画ソリューションご紹介」(ecbeing本社にて開催)
http://www.ecbeing.net/b2c/seminar161221.html

上記セミナーはおかげさまで満席御礼で、受講頂いた方のアンケートを拝見しても、すでに多くの事業者の方が「動画」をECに活用していくことに非常にアグレッシブであることが実感できました。
席数の関係で、抽選に漏れてしまった方も数多くいらっしゃったと聞いております。たいへんご高評頂いたので、同様の機会を今年も開催すべく調整をしておりますので、ぜひ引き続きご注目ください。

また、ecbeing様のほうで、当社Web動画技術をたいへん分かりやすく解説した独自の特集ページを作って頂きました。LiveAct® PRO による動画の魅力を体感して頂けますので、ぜひチェックしてみてください。

■[ecbeing] スマホアプリ不要の「動画自動再生機能」特集ページ
http://www.ecbeing.net/lp/cri.html


さて、年明け第一弾となる今回は、ラスベガスからお届けします!

みなさんは『CES』というイベントをご存知ですか?

「Consumer Electronics Show」の略で、主催は Consumer Technology Association。毎年ラスベガスで開催され、今年で50周年を迎えるという老舗イベントです。
コンピューターやゲーム、オートモーティブ、ウェアラブル、ロボット、3Dプリンタ、VR、AR、スマートホームなど、あらゆるコンシューマ向けのエレクトロニクス製品が展示されます。

E3やGDCといったゲーム系の海外イベントには数え切れないほど参加したことがありましたが、この『CES』には一度も参加する機会がありませんでした。というのも、CESにおけるゲーム領域はあくまで「おまけ」的なスタンスで、ソフトウェアというよりも、家電やガジェットなど、ハードウェア系の色の濃いイベントであるからです。

今回、当社の社長が『CES』に急遽参加することが決まり、私も「カバン持ち(?)」的なかんじで(笑)、現地視察の機会を得ました。

▲CESのエントランスにて筆者近影(CES2017)

初のラスベガス訪問は、初日から波乱の幕開けとなるのですが・・・(詳しくはコラム末尾にて)、CESの初日から、とても大きなニュースが舞い込んできました。

■米シアーズが150店舗閉店、再建に必死(2017/1/10 WWD記事)
https://www.wwdjapan.com/367618

上記ニュースによると、米国の百貨店大手である「シアーズ」が、ディスカウントストア「Kマート」を109店舗、百貨店「シアーズ」41店舗を閉店するというのです。いずれも不採算店舗とのこと。

同じく米小売大手の「ウォルマート」も、その翌日、ウォール・ストリート・ジャーナルにこのような記事が。

■ウォルマート、月内に追加人員削減へ=関係者(2017/1/11 WSJ記事)
http://jp.wsj.com/articles/SB10558161838683014507104582551530973368486

米国の百貨店といえば、「メイシーズ」も、今年1/5にこのようなニュースが報道されたばかりです。

■米百貨店のメイシーズが1万人以上をリストラ(2017/1/5 WWD記事)
https://www.wwdjapan.com/365604

上記記事によると、メイシーズもまもなく、約100店舗を閉店にする計画とのこと。
・・・い、いったい、何が起きているのでしょうか?

印象的だったのは、この記事の末尾にある文章。

「アマゾン(AMAZON)をはじめとするeコマース市場の拡大に苦しむのはメイシーズだけではない。アパレル大手のザ・リミテッド(THE LIMITED)は全店舗の閉店作業を進めており、破産もウワサされている他、百貨店のシアーズ(SEARS)は投資会社からさらなる投資を受ける予定だ。」

やはり、というか、なるほど、というか。

予想どおり、「eコマース」の影響と見る筋が、正しそうです。

もちろん理由はそれだけではないとは思いますが、やはり、消費者の本格的なECシフトは、リアル店舗によるビジネスや、小売業に大きな影響を与えはじめていることは確実のようです。

昔、わたしがサンフランシスコに数ヶ月住んでいた際には、こうしたお店や百貨店にはとてもお世話になっていたので、少し寂しい気持ちになってしまいました。

また、自他共に認めるギーク&ガジェヲタなわたしは、「Fry’s」という大型電器店(PCパーツから白物家電、ゲームや玩具までなんでも揃うお店)を半日以上かけて見てまわるのが大好きでした。つねにお店のなかは混んでいて、駐車場はなかなかエントランスの近くに空きスペースを見つけられなかったほど。

でも、3〜4年前ぐらいでしょうか。久しぶりのFry’s訪問を楽しみに、ウキウキしながら店内に入ったのですが、ずいぶんお客さんも減ってしまい、品揃えもちょっとビミョーな感じで、展示物の数やコンディションもあまり良い状況とはいえませんでした。明らかに、ECの影響を受けはじめていると実感しました。

また、海外出張の際、必ずと言ってよいほど訪れていた老舗の電器店チェーン「RadioShack」。
スマホやPCの充電ケーブルやモバイルバッテリー、SIMフリーのタブレット、プリペイド電話など、ギーク&ガジェヲタの嗜好をしっかり押さえたお店で(笑)、Fry'sのような大型店というよりは、コンビニのような小中規模な店構えが多く、街中にわりとたくさんお店があるため、とても便利に利用していました。

しかし、このRadioShackも、2年前に倒産してしまい、約2000店舗が閉店となりました。

■RadioShackがついに倒産を申請(2015/2/6 TechCrunch記事)
http://jp.techcrunch.com/2015/02/06/20150205radioshack-files-for-bankruptcy/

こうしたリアル店舗からECへの流れは、実は、ゲーム業界ではいち早く体験してきた「ちょっと懐かしい傾向」だったりします。

私が入社2年目の頃、世の中は、ドリームキャストやプレイステーション2といったゲームに湧いていました。

当時、ゲームソフトのプランニングをしつつ営業担当でもあった私は、発売前の自社ゲームソフトのダミーインレイ(カラのCDやDVDケースにパッケージデザインを貼付したもので「予約受付中」などのPOPとして使われる)やポスター、TVCMやゲーム誌での広告出稿などメディア露出施策のスケジュール資料を抱えて、大手家電量販店やゲーム専門店チェーン、卸流通大手などをいそがしく挨拶してまわっていました。

ゲームのバイヤーの方は、販促予算や規模、ゲーム誌などのレビュー点数だけでなく、「実際に自分で遊んでみた感触や感性」を重視される方も多かったので、自社のゲームの体験版を持参して、実際にプレイして頂いたりもしました。

そうして、初回受注の「発注数」が決まるわけです。

ディスクメディアによる供給は、ディスクのプレスや部材が必要となるので、この初回受注数がとても重要。この受注数をもとに、在庫リスクをどれだけ抱えるかを計算していくことになります。

就職活動中のことですが、某社の会社セミナーに参加した際、コンビニチェーンで初めて予約受付および販売されたゲームソフトである「ファイナルファンタジー7」の某コンビニ店でのたった1日の売上が、そのコンビニの年間売上を超えてしまった、なんて話を聞いたことを今でも鮮明に覚えています。

ゲームの流通は、「リアル店舗」を中心に、どんどんと成熟していきました。

こうした、リアル店舗や流通業者の力を借りて急成長してきたゲーム業界ですが、その後、ECの台頭により、大きな変化に巻き込まれていきます。

まず、ゲームのみを扱う大手チェーンの撤退が相次ぎました。DVDレンタルやトレカなど、多角化によって存続を図ったお店以外は、個人店舗でも廃業が急増。それに拍車をかけるように、ゲームの入手手段に「ダウンロード」が加わることで、パッケージレスでの販売が始まりました。また、スマホゲームのように、そもそもダウンロード購入しか存在しない「新たなゲームプラットフォーム」も産まれました。

一気に増えたゲーム専門店は、その増えるスピードと同じくらいの速さで、廃業してしまいました。

とはいえ、ゲームにおけるコンテンツの市場は縮小していません。

据置機(TVに繋げる家庭用ゲーム機)および携帯ゲーム機と、スマホ向けゲームコンテンツとのシェア分布こそ大きく変化しましたが、ゲームコンテンツ市場全体としては、右肩上がりの傾向が続いています。

英語では、こうした変化のことを “Sea Change”(シー・チェンジ)と呼んだりします。

アルクの英辞郎によると「〔良い方への〕大転換、180度の転換、著しい変化、大変貌、大変化、完全な様変わり」とあります。

■Sea Change (英辞郎 by アルク)
http://eow.alc.co.jp/search?q=%22sea+change%22

このコラムをお読みいただいているみなさんは、おそらくこの「Sea Change」の渦中にいらっしゃる方だと思います。

変化やギャップには、大きなビジネスチャンスが存在すると、よくいわれます。

変化のなかに存在する「普遍的なバリュー」に気付くことが、大事なのかもしれません。そして、普遍的なバリューというものは、人間の本能や直感のなかに眠っていたりする「リアル=リアリティ」のような気がします。

面白い! とか、
すごい! とか、
もっと! とか、

そして、

欲しい!

ECであっても、伝えるべきものは「リアル」であるべき。
変化を受け容れつつ、先手必勝で、2017年を「勝てる年」にしていきましょう!
前例に倣うことは大事ですが、前例を待っていては、ダメなこともあるのです。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、CESのお話。

▲CES内にあるECの特集ゾーン(CES2017)

数多くのメディアでニュースやレポート記事がUPされているので、現地に行かなくとも、わたしよりもCESに詳しい方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います(汗)。

現場をこの目で見てきたものとして、今年のCESで特に印象に残ったのは、

 1.ドローン
 2.自動運転
 3.VR/AR
 4.IoT
 5.中国


の、5つです。

わたしはそれほど「ドローン」にはこれまで興味が実は無かったのですが、今回のCESの出展を見て、その考え方が180度変わりました。ドローンの技術は、もはやSF映画などで描写されてきたものすら、超えつつあります。まるで、その空間に貼り付いて数ミリたりとも微動だにせずに静止し続ける姿をみて、驚愕してしまいました。

さらに、顔認識はもちろん、個人認識の機能を備えているので、ひとたび特定の人物を登録すると、どこに逃げようとも、ドローンが自分の顔を目がけて自動追尾してきます。どこまでも。・・・ちょっと怖いくらいです(汗)。

駆動音や電池寿命の問題などは残りますが、あれほどの精度での制御が可能となると、日本では住宅事情の関係で無理だと思っていたAmazonのドローンによる配達も、いよいよ現実味を帯びてきます。

■アマゾン、飛行船+ドローンで「最速配達」構想(2016/12/30 日経新聞記事)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN30H0C_Q6A231C1000000/

野外の特設コースでは、CES開催中、毎日、AudiやBMWなどのカスタムカーが走り回っています。クルマには乗客が1人。よく見ると、助手席に乗っており、運転席に人影はありません。そう、「自動運転」です。

もはやすべての自動車メーカーがその研究開発に着手し、Googleはもちろん、さまざまなベンチャー企業が名乗りを挙げている領域ですので、法整備等の兼ね合いや訴訟文化などの違いからくる国ごとの浸透速度の違いこそあれ、もはや「約束された未来像」であることは間違いありません。

ドローンによる流通革命やSCM改革にはまだ時間がかかりそうですが、自動運転のビジネス活用によって、免許を持たずに配達車に乗り込み、ラストワンマイルだけを人の手と足で配達する、という過渡期的な未来はまもなくやってきそうな予感がします。

そして「VR」。Oculusの発表以来、Google CardBoard や PSVR、GearVR、HTC Vive、Daydream など、カジュアルなものから本格的なものまで、実にいろいろな製品が発表/発売されていますが、一般的な普及にはまだ至っていないという印象を、みなさんもお持ちではないかと思います。

CESでは、予想どおり、VRの出展はたくさんありました。また、受動的になりがちな現状のVRに「モーショントラッキング」のセンシングを追加するための技術やデバイスの出展が目立ちました。しかし、そうした「VR」よりも、むしろ存在感を増していたのが「AR」です。

ARというと「(動作が)重い・遅い・役に立たない」という先入観を持ってしまっている方も少なくないと思います。ネットインフラの広帯域化やクラウド活用、デバイスの高スペック化によって、ようやくARが「使い物になる」時代がやってきたという感触がありました。

私見ですが、ECの世界では、VRよりも圧倒的にARの果たす役割が大きいと思っています。ゴーグル型デバイスを装着することの心理的障壁はやはり高いので、スマホやメガネ型デバイスによるARは、EC業界に変化をもたらす可能性が大きいと思います。

「IoT」という言葉が意味するところはやや広すぎますが、小売業やECの領域で気になったのは、アイテムトラッカーや商品そのものに付ける防犯装置です。これまでは、外そうとするとインクが飛び散るタグや、店外に持ち出そうとするとアラームが鳴るといったものでしたが、今回のCESでは、防犯タグに「GPS」を搭載した製品サービスが複数出展されていました。たとえクルマで店外に逃げようとも、どこまでも追尾できるとのことでした。

一方で「Tile」のように、スマホなどのGPS内蔵デバイスとBLE(Bluetooth)で接続することでビーコン的な役割を果たす商品タグも、さまざまなものが展示されています。もちろん防犯目的だけでなく、物流の監視にも応用できるということでしょう。

そして、最後が「中国」

CESの規模は本当に広大で、わたしがこれまでに参加したことのあるイベントのなかでも間違いなく最大のもの。コンベンションセンターだけではなく、近隣のホテルやホテル内のイベント施設を複数またがった形で開催されています。

なかでも、各種自動車メーカーが華やかで巨大なブースを出している「North Hall」の北にある「Westgate」というホテルのホールは、わたしの度肝を抜きました。おそらく500社以上の製造メーカーがひしめき合っているエリアなのですが、そのほとんどが中国企業。多くのブースには「Shenzhen(=深セン)」の文字が書かれています。そして、このエリアには、CESのメインブースで展示されているものの「ほぼすべて」が、置かれているといっても過言ではありません。

ECの世界でも、圧倒的に先を行く中国。中国を意識せずして、グローバルビジネスはもはや成り立たない。頭では理解していたのですが、今回、CESのWestgateを訪れてみて、その真意を肌で感じることができました。


もちろん、今回のCES視察のわたしの目的は、「EC」だけではなかったのですが、本コラムでは、ECとの接点を中心にご紹介してみました。なお、CESには「eCommerce & Enterprise Solutions」という、ECや企業向けソリューションに特化した展示エリアも存在します。


このように、世界中の名だたる大企業やスタートアップベンチャーたちがラスベガスという街に集まり、最先端の技術や製品を披露する「CES」でしたが、、、どんなにネットや技術が進化しても、「最後は人」なんだなぁ、という体験をしたので、最後に書いておきたいと思います。


理由はわかりませんが、これほどの観光地でありながら、ラスベガスには日本からの直行便がありません。そこで、行きはサンフランシスコ経由で現地入りすることになりました。乗り継ぎも、シスコで7時間待ちという連絡の悪さでした(15万人以上のCES来場者が一気に移動したことが原因で、どの飛行機も満席だったからなのですが…)。まぁ、おかげで大好きなナパバレーで美味しいワインを購入できたのですが(笑)。

そして、いざラスベガスへ!と乗継便に乗り込むと、まさかの「欠航」。もともとは21時には現地に到着する予定が、悪天候による遅延により、ラスベガスに着いたのは、すでに午前0時を回っていました。

明日から気合を入れて広大なCESを見て回らなければいけない!ということで、早々にホテルにチェックインして体力を回復しようと思ったら、かなりヤバい展開が始まります。

事前に大手旅行サイトで予約と入金を済ませておいたホテルのカウンターに行くと、「もう、あなたたちの部屋はありません!」という非情なセリフ・・・。もちろんこちらも引き下がってはいられません。予約サイトの約款やキャンセルポリシーなどを主張しつつ交渉するも「無いものは無い!」の一点張り。

挙句の果てには、ロビーで電話をしまくっている人たちを指差し「彼らも同じ境遇だ、キミたちだけじゃない。皆、部屋がなくて宿泊先を探しているんだ!」と、わけの分からない主張をされつつも、どうやら、本当に自分たちの部屋は無いのだということを、悟り始めました。

予約したサイトはとても有名で信頼できる企業であり、もう15年以上も使っていますが、こんな体験は初めてです。予約サイトにクレームをしようとも思いましたが、今はとにかく今夜の寝床を探すことに集中しなくては!

いくつかのホテルに電話をするも、「NO VACANCY(満室)」のツレナイひとこと。諦めかけたその時、ふと、TVCMをしまくっている某有名ブッキングサービスの存在を思い出し、スマホでアクセス。
ストリップ(ラスベガスのメイン大通り)からは少し外れているホテルではありますが、奇跡的に社長と自分の2部屋を予約することができ、予約完了のエビデンス画面もちゃんとスクリーンショットで撮影して「ようやく寝られる!」と思いつつ、そのホテルに向かいます。すでに2時半を回っていました。

ホテルには、やる気のなさそうな女性がひとり。

「・・・またか・・・」という表情で接客されつつも、こちらは「予約完了!」のエビデンスを持っているのだ。強気でスマホの画面を差し出しつつも、そのホテルの女性は画面を一瞥もしようとしない。
そして、驚愕のひとことを発しました。

「どんなサイトで予約しようとも、もう部屋はひとつもありませんよ。お引き取りください!」

▲ホテルを探して夜のラスベガスを彷徨う・・・(CES2017)

結局、ラスベガス初日は、CESの開場まで夜通し、ブラックジャックをしながら過ごしました。
そして、たくさんのお金をネバダ州に(ホテルに?)寄付してまいりました(号泣)。

これだけネットが浸透し、ECが進化しても、最後に待っているのは「リアル」だということを、まざまざと思い知らされました。忘れられない、初ラスベガスになりました(笑)。


Stay Tuned…

それでは次号【第5回】のコラムでお会いしましょう。
みなさんのビジネスが、ドラマティックでマジカルなものになりますように!


著者

幅 朝徳 (Haba Tomonori)

学習院大学卒業後、CSK総合研究所に入社。ゲームプランナーを経て、現CRIに創業期から参画。任天堂・ソニー・マイクロソフトの家庭用ゲーム機向けビジネスに従事する傍ら、モバイル事業の責任者としてスマートフォン向けの新規事業立ち上げを行う。その後、ゲームで培った技術やノウハウを異業種に展開すべく、大手製薬会社向けのSFAシステムを開発、業界シェアNo.1を獲得。最近は、大手電機メーカーへのコンサルティングや異業種領域での「動画の活用手法」のエヴァンジェリスト活動などを手掛ける。

2016年10月、満を持して、EC業界でのミドルウェア事業をスタート。

Web上のあらゆる動画を手軽に扱うことのできる技術「LiveAct PRO」や、MP4等の動画ファイルサイズが画質そのまま半分になる「DietCoder」など、EC業界でも急速にニーズが高まりつつある技術やソリューションの研究開発や事業推進のために、多忙な日々を送っている。

Web動画ソリューション「LiveAct PRO」:http://www.cri-mw.co.jp/liveact/
CRI・ミドルウェア:http://www.cri-mw.co.jp/