「通販美人県」は○○?逆に通販利用が低い県は秋田県【JADMA調べ】

ECのミカタ編集部

公益社団法人 日本通信販売協会(以下、JADMA)では、全国47都道府県ごとの通販利用の実態を把握することを目的に、直近1年で通販を利用したことがある20代から60代の男女計10,000人を対象としたインターネット調査「全国における化粧品の売れ行き調査」を行った。本調査を基に、通販利用状況を県民性の観点から分析していく。

意外にも「美人」が多い秋田県がランキング下位に

意外にも「美人」が多い秋田県がランキング下位に

 JADMAの調査結果によると、スキンケア関連化粧品とメイクアップ関連化粧品の両カテゴリーにおいて、通販での化粧品年間購入額は「23,281円」で徳島県が1位となった。一方、化粧品の購入額が最も低かった県は、意外にも「秋田美人」で名高い秋田県となり、「11,739円」という結果であった。

 商品カテゴリー別に結果を見ると、スキンケア関連化粧品の年間購入額は徳島県が1位で「18,438円」、メイクアップ関連化粧品に関しては、奈良県が1位で「8,333円」という結果になった。また、山梨県と千葉県はどちらも上位にランクインし、美容への意識が高い県であることが分かる。秋田県に関しては、スキンケア関連化粧品は最下位の47位、メイクアップ関連化粧品は38位と下位であった。

「通販でおしゃれ県」は千葉県がトップに

「通販でおしゃれ県」は千葉県がトップに

 商品別にみると、男性による靴の購入額においても千葉県がトップとなり全国平均の約5倍という結果になった。女性のファッションアイテムである鞄、ジュエリー、腕時計といったファッション小物の購入額においては、和歌山県が全国平均の約5倍となり1位に輝いた。千葉県が「通販でおしゃれ県」であるならば、和歌山県の女性は「通販で小物おしゃれ女子」といえるかもしれない。一方、最も購入額が低かった県は、沖縄県で「11,110円」であった。

 商品別にすると、男性による靴の購入額においても、千葉県がトップで全国平均の約5倍という結果になった。女性は鞄、ジュエリー、腕時計といったファッション小物の購入額において、和歌山県が1位で全国平均の約5倍となり、和歌山県の女性は「通販で小物おしゃれ女子」と言えそうだ。

 健康食品・サプリメントの年間購入額では、三重県が「19,634円」で1位となり、岐阜県が3位で「19,270円」と中部地方の2県が上位に食い込んだ。一方、最も購入額が低かった県は、宮崎県で「9,747円」であった。

 本調査で、意外にも「秋田美人」で有名な秋田県民による美容関連商品の購入が少ないことが判明した。一方、徳島県において美容関連商品での通販利用が最も多いため、徳島県の女性をターゲットに美容関連商品を販売すると売上が上がる可能性が高いとも言えるだろう。

 また、初回商品購入の際にサンプルを付けるなど、商品の販売方法を工夫することで顧客の購入意欲を高めることも重要だ。一度でも商品に触れる機会を与えることで商品の良さが伝わり、定期的に購入してもらえる可能性も高まる。


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