佐川急便と西濃運輸が荷物の共同輸配送を開始 本州最北端の青森県下北郡向け

ECのミカタ編集部

西濃運輸・盛岡支店に佐川急便のトラックが到着する様子

佐川急便と西濃運輸が本州最北端の青森県下北郡向け荷物の共同配送を開始した。2023年7月25日付で国土交通省東北運輸局から認定を受け、8月4日に認定通知書交付式が行われる。

トラックドライバーの運転時間約41.8%削減、CO₂の排出約54.0%削減へ

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社と西濃運輸株式会社が、将来的に持続可能な輸送ネットワークの構築・維持を目指すべく、人口減少地域である青森県下北郡向け荷物の幹線共同輸送およびお届け先までの共同配送を開始した。

本取り組みは、物流分野における省力化・環境負荷低減を推進するための「物流総合効率化法」※に第4条第4項の規定に基づいた「総合効率化計画」として、7月25日付で国土交通省東北運輸局から認定を受けたもの。

本計画では、輸送網の集約、共同輸配送により、トラックドライバーの運転時間約41.8%削減(▲約8083時間/年)、CO₂の排出約54.0%削減(▲約89.5t/年)を目標としている。

※物流総合効率化法
輸送、保管、荷捌きを一体的に実施するとともに、輸送網の集約、共同化等の合理化・効率化を図り、環境負荷低減と業務の省力化を図る事業に対して、その計画の認定、関連支援措置等を定めた法律。

物流2024年問題や労働人口の減少に対応

佐川急便と西濃運輸は、持続可能でより利便性の高い輸送サービスを提供していくことが運輸・物流事業者としての社会的使命であるという認識のもと、それぞれ全国に輸送ネットワークを築いてきた。しかしすでに話題になっている通り、人口減少地域への幹線輸送やその地域内での配送に関するトラックの低積載率運行の改善、ならびに2024年問題や労働人口の減少による将来的なドライバー不足への対応が課題になっている。特に東北地方の物流は深刻だとされている。

その解決策の一つとして、青森県下北郡向け荷物の幹線輸送、ならびに青森県下北郡での配送を両社共同で実施。これにより、トラックの積載効率が向上し、トラック台数の削減、それによる労働・環境負荷低減など、持続可能な輸配送サービスを継続していくという。

Before

Before

after

after

①各社、岩手県以西からの荷物を岩手県内の拠点(佐川急便・岩手営業所/西濃運輸・盛岡支店)に集約、下北郡行きの荷物を積載した佐川急便のトラックが西濃運輸・盛岡支店に立ち寄り、西濃運輸の下北郡行きの荷物を積み込み、出発。

②佐川急便の下北営業所に到着後、エリア別に仕分けを行い、佐川急便のドライバーが西濃運輸の下北郡行きの荷物も含め配達。西濃運輸の荷物の所在は、佐川急便のドライバーが保有している端末機で入力しており、西濃運輸Webサイトで確認することが可能。

なお、認定通知書交付式は2023年8月4日13時30分から東北運輸局(本局庁舎)2階記者会見室で行われる。


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