西濃運輸とトナミ運輸が共同輸配送を開始 両社強みを持つ石川県金沢市と愛知県岡崎市でスタート

ECのミカタ編集部

西濃運輸とトナミ運輸が強みを持つ地域で共同輸配送を開始

セイノーグループの西濃運輸とトナミホールディングスグループのトナミ運輸は2024年2月1日、将来的に持続可能な輸送ネットワークの構築・維持を目指すべく、両社の地域的特性を最大限に活用した共同配送の開始を発表した。

持続可能な配送サービスの継続を目指す

本取り組みは、両社が互いに地域的な強みを持つ地区での配送を両社共同で実施することとし、トラックの積載率向上、トラック台数の削減、それによる労働・環境負荷低減などを実現し、持続可能な配送サービスの継続を目指すものである。

◆共同配送実施地域及び実施拠点

運用スキーム詳細

◆西濃運輸の全国の拠点から金沢支店に到着した配達荷物のうち「石川県金沢市内」あての荷物を、西濃運輸がトナミ運輸金沢支店に持ち込む。トナミ運輸の全国の拠点から岡崎営業所に到着した配達荷物のうち「愛知県岡崎市内」あての荷物を、トナミ運輸が西濃運輸岡崎支店に持ち込む。

◆トナミ運輸金沢支店において、西濃運輸が持ち込みした貨物を自社貨物と併せて顧客まで配送。西濃運輸岡崎支店において、トナミ運輸が持ち込みした貨物を自社貨物と併せて顧客まで配送。

◆西濃運輸が集荷した「石川県金沢市内」あて貨物の配達情報は西濃運輸のホームページにて照会可能。トナミ運輸が集荷した「愛知県岡崎市内」あて貨物の配達情報はトナミ運輸のホームページにて照会可能。

2024年問題や労働人口の減少によるドライバー不足に対応

本共同配送は2024年2月1日から開始されている。

西濃運輸とトナミ運輸は、持続可能で顧客にとってより利便性の高い物流サービスを提供することが物流企業としての社会的使命であるという認識のもと、それぞれの輸送ネットワークを構築してきた。

そうした中、2024年問題や労働人口の減少による将来的なドライバー不足が課題としてあげられており、今後の対策を各業界が進めている状況だ。

こうした課題を解決するための1つの策として、今回の石川県金沢市と愛知県岡崎市での共同配送がスタートされた。2024年問題への対策として、本取り組みは高い効果を発揮することが期待される。今後の動向に注目したい。


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