休み明けの問い合わせ対応が鍵?1月イベントカレンダー

ECのミカタ編集部

2017年のスタートダッシュは・・・

 1月。新しい年を迎え、好調な2017年のスタートダッシュを決めたいと思う方も多いだろう。

 1月にも抑えるべきイベントがいくつかあり、まず年始の商戦を制することが重要だ。特に人々が年始の買い物で楽しみにしているのが、福袋なのではないだろうか。福袋はブランドイメージにも大きく関わってくるため、慎重に商品を選定していきたいものだ。

 他にも成人の日があったり、バレンタイン商戦が始まったり。1月のポイントをまとめたイベントカレンダーを作成したので、ぜひご活用いただきたい。

1月のイベントカレンダー

1月のイベントカレンダーダウンロードはこちらから(https://www.ecnomikata.com/knowhow/detail.php?id=12890

 イベントカレンダーには、ECのミカタがおすすめするセミナー情報も一緒にまとめている。ご興味あるセミナーの申し込みはこちらからしていただきたい。

 1月の抑えるべきポイントを、大きく4つに分けてご説明していきたい。

①福袋商戦
 お正月の買い物と言えば、“福袋”を思い出す方も多いのではないだろうか。1月1日~1月4日が、福袋の売れどきであり、いくつかの商品を1つの袋にまとめて販売するのが基本だ。複数の商品が梱包されているため、消費者はお得に購入することができ、人気を集めている。また、中身がわからないという楽しみも、福袋の醍醐味の1つだ。近年、ECにおいても需要が高まっており、お正月の目玉商品となっている。

 2015年1月10日(土)~1月13日(火) にECのミカタが全国の20歳~50歳で、今年の初売りセールに参加し、直近2年以内に福袋を購入した男女400人を対象に行った調査によると、福袋を購入しようと思ったきっかけの第1位は72.5% で「お得感があるから」だった。第2位は42.8%で「ワクワク感があるから」である。また、購入した福袋のジャンルの質問について、第1位は62.5%で「ファッション」、第2位は34.5%で「雑貨」という結果になった。やはり福袋というのは、ファッションと相性がいいことが伺える。

 この調査から、消費者にいかに福袋がお得な品ということをアピールするかが鍵になってきそうだ。また、お得さがECサイトの価値観に合わないという場合は、普段出していない商品を入れる等、ワクワク感を出してみてもいいかもしれない。

②成人の日
 2017年1月9日(月)は成人の日だ。地方自治体が開催する成人式では、女性は華やかな振袖、男性は袴やスーツなどに身を包む、お祝い行事である。ECにおいても、振袖や袴を一式セットでレンタル、または購入するといったサービスも増えてきている。実店舗で購入するメリットとしては、ピッタリのサイズや似合う柄を選ぶことができる点だ。しかし、ECでは通常より安価に手に入れられたり、自宅にいても購入することができるという所がメリットだ。そのためECからの購入は、安価に済ませたい人や忙しい人、また自宅で着付けができるという人からの人気を集めている。

 しかし注意しておきたいのが、レンタル・購入時期だ。振袖は、大体1年前から準備をし始める場合が多い。従って、2017年度の成人式では衣装よりも、必要な小物の駆け込み需要が高まるのではないだろうか。2018年度の成人式に向けて、販売準備を行うのも有効と言えるだろう。

③新年会
 1月は1年の始まりを祝う新年会が行われる。新年会のお酒の席では、ただ料理とお酒で楽しむのではなく、様々な出し物も披露する場合も多い。そこで新年会シーズンに購入が増えるのが、いわゆる盛り上げグッズである。小物で場を盛り上げられるというのは、幹事にとって有難いだろう。そこでこの時期、盛り上げグッズのニーズが高まるのだ。

 また、新年会と言えばビンゴなどといったゲームも目玉である。そこで用意しなければならないのが、景品。以前ECのミカタでは、景品を提供するサイト「幹事さんの味方!景品パーク」を運営する株式会社ディースタイルへ取材を行っており、景品へのこだわりや意識を語っていただいた。盛り上げグッズや景品などの商品を販売しているECサイトには、ぜひ一読いただきたい。

④バレンタイン商戦
 1月の最終週から2月14日にかけて、バレンタイン商戦が行われる。バレンタインは市場規模が最も大きいイベントの1つと言われており、大手モールや百貨店なども特集ページを作成、毎年気合が入っていることが伺える。

 株式会社プラネットが行った「バレンタインデーに関する意識調査」によると、アンケートに答えた50%の女性がチョコレートを「あげる予定」だという。また、あげる相手として最も多かった回答が「本命チョコ」67.7%。そして「本命チョコ」を用意する個数は「2〜3人分」という意見が多く、16.2%となった。ECでチョコレートを複数購入する場合、同じECサイトでまとめて購入したほうが手軽で効率的だ。つまり、本命チョコという少し高価格のチョコレートが、複数購入される可能性が高いのだ。この時にどれだけの消費者を集客できるかがポイントになるだろう。このバレンタイン商戦を制するためにも、早めにイベントを仕掛けることが重要だ。

次のページは、1月を制するには、問い合わせ対応にあり?
年末年始に大量に寄せられたメールを効率よく対応する方法をご紹介

1月を制するもう1つのポイント、問い合わせ対応

 年末年始は、セールが頻繁に行われたり、福袋が販売されたり、消費者の財布の紐が緩む時期でもある。そのため、いつもよりも受注が増えるのと同時に、運営者側も休みに入ることで業務が蓄積してしまうこともあるだろう。そんな時こそ、問い合わせ対応の丁寧さや素早さが消費者からの信頼を集め、ショップのイメージを構築するのだ。

 しかし大量に寄せられたメールをどう返信していくのか。混乱を招く場合も多く、混乱がミスを引き起こす例も多々見受けられる。そんな時に利用をおすすめするのが、メール共有システムだ。メール共有システムとは、企業の代表メールアドレス等に寄せられたメールを社内全体で共有する。どのスタッフがどのメールに対してどういった対応をしているのかを、全体で把握することができるのだ。そのため、メールの二重対応や遅延、漏れを未然に防ぐことが可能である。

【事例で解説】メール共有システムを導入すべきタイミングと実際の効果

 年の始まり、1月を好調にスタートさせるためには、福袋商戦をはじめとしたイベントを抑えておく必要がある。そして同時に来てくれた消費者に対しても、万全の接客を行っていくことが重要なのだ。そのためにもイベントカレンダーをご活用いただきたい。


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