EC業界News1週間まとめ〜Amazon、メーカーに革命の機会を。時代のニーズに応えやすいビジネスモデル

石郷“145”マナブ

1/15〜21のEC業界Newsをギュギュっとまとめました

こんにちは。
一週間まとめの時間がやってきました。
今週読まれた記事はこちら。

Amazon Launchpadでスタートアップ企業に販路提供
https://www.ecnomikata.com/ecnews/13141/
2017年販促カレンダー!商機逃さず売上伸ばす
https://www.ecnomikata.com/ecnews/13061/
丸井グループとKDDIが協業。「Wowma!」に参画
https://www.ecnomikata.com/ecnews/13082/
ヤフー、SoftBankユーザーはポイント10倍。グループの利点を生かし次なる一手
https://www.ecnomikata.com/ecnews/13094/

Amazonが変わる、企業も変わる、そして世の中が変わる

Amazonが変わる、企業も変わる、そして世の中が変わる

 今週のニュースはやはりAmazonの話題で、スタートアップのストアをオープンさせたニュースです。「Amazon Launchpad」といいます。スタートアップ企業は創業からそれほど時が経っていないけれど、その発想が画期的で、かつ、急速な成長が見込まれそうな商品を生み出していたりします。そこに光をあてる企画です。例えば、これも、同サイトで発見したのですが、「COCOHELI会員証」。これは、会員制捜索ヘリサービス「COCOHELI(ココヘリ)」専用の発信器です。

 つまり、時代の変化に伴って、技術や環境が変化と進化を遂げる中で、当然、新たな商品の切り口が我々の生活を変え、そして、便利で、時に、誰かが救われるかもしれません。スタートアップ企業は、まさにそうした理念のもとに、商品を開発しています。

 であるならば、それらはもっと露出をされて、また、売りやすい環境が構築されることで、その結果は、全てはお客様が判断することですから、それが、本当に評価されるのであれば、売れて、スタートアップ企業のビジネスの成長につながることでしょう。Amazonは、最大限それが発揮される環境を提供し、スタートアップ企業と、お客様へと、そのメリットを還元していこうというわけです。

地球上で最も豊富な品揃えは、新たな仕組みが実現に近づける

 ここで活きてくるのは、Amazonであれば、迅速に販売を開始できること。上記にも書きましたが、露出機会が増えること。この点においては、Amazonが築いて来たソリューションが活きてくるわけです。Amazonの販売スタイルが、商品単位ですから、出品に関してのコストも最小限にできますし、FBAを使えば、倉庫や出荷に関するオペレーション等、物流にまつわる手間も大きく軽減できます。そのほか、Amazon lendingで運転資金の融資に関しても、環境を用意していますし、Amazon global sellingで海外進出の足がかりも作れます。

 ひとえに、Amazonらしいなと思います。Amazonの考えに「地球上で最も豊富な品揃えを提供し、お客様の全てのニーズに応え続けます」というのがあり、しっかりこの企業ポリシーに乗っ取っています。スタートアップ企業の商品だってお客様のニーズがあれば、たとえ、その企業の大小に関わらず、チャンスが与えられ、それがお客様に享受されるのですから。

時代を読む力が生かされやすいAmazonのビジネスモデル

 以前、Amazonベンダーエクスプレスというサイトをオープンさせていた時も、メーカーから直接、Amazonが仕入れて、商品が売れるための支援をしていた時にも思いましたが、Amazonのビジネスは出品型というシンプルなビジネススタイルと、それゆえ、時代に即するためには、その時代にあったビジネススキーム造りが大事になって来ます。その点、Amazonはその時代の流れをよく掴んでいます。あらゆるメーカーの今求められている、ビジネススタイルに当てはまりやすい環境を提供し、結果的に、お客様にとっては、「Amazonにくれば必ず巡り会える」というシーンを作り出しています。

 シンプルなビジネススタイルゆえに、時代の変化に適応させる、新たなスキームがこれからも生まれるでしょう。でも、そこには時代を掴む、Amazonの感性と感受性が大事になってくると思います。それが多くの企業を救い、お客様の満足度を高めるでしょう。次なる変革はどこにあるのか、Amazonの未来に期待したいですね。

さて、今日はこの辺で。
また来週お会いしましょう。

ECノウハウ


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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