ecbeing 越境EC本格参入!PayPalとサービス提携

ECのミカタ編集部

提携で越境へ本格参入!

 株式会社ecbeing(以下、ecbeing)は、PayPalとのサービス提携を発表した。ecbeingでは、これまでにも越境ECニーズの高まりに応じ、越境ECをサポートしていたが、今回ペイパルと提携することにより、決済手段・他通貨・他言語・配送などをトータルにサポートする体制を整えたことになる。

 ちなみに、ecbeingが対応する越境ECサポートはおよそ以下の5点だ。
・EMS発送
・多言語対応
・国内ECと海外EC
・各国通貨で表示
・多通貨クレジット決済

 つまり、今回の提携で多通貨クレジット決済の選択肢が増えたことになる。他にも、システム以外の領域に幅を広げ、倉庫や海外モール出品などの対応もecbeingが主体となって提案していくようだ。

ペイパルと越境

 ecbeingと提携するペイパルは、世界中で広く利用されている決済方法だ。ペイパルと調査会社イソプスが昨年に発表した越境ECグローバル調査レポートでは、越境ECにおける支払い方法のグローバル平均でペイパルが1位という調査結果も出ている。

 また、越境ECにおける支払いに関して求められることは、グローバル平均で「支払い方法の安全性」がトップということだ。つまり、店舗側に直接クレジットカード情報を伝えずに済む、ペイパルのような決済方法が世界的に求められているのである。

 この調査では、他にも中国ユーザーの消費動向などについて触れているので、今月11日の「独身の日」に向けて中国市場の動向を掴むためにも以下の記事を参考にしていただきたい。

【越境ECグローバルレポートに関する記事】

 さらに、ペイパルはつい先日に第3四半期決算についても発表しており、収益やアクティブアカウント数が増加し、成長していることが明らかになった。今後も成長が期待されるペイパルの決算については、以下の記事で触れている。

【ペイパル第3四半期決算発表。日本での取り組みも活発に】

 ECにとって、決済は商売を支える土台であり、インフラだ。ecbeingが海外で高い実績と信用のあるペイパルと連携をして本腰を入れたのは、同社の越境ECに対する強い思い入れが感じられる。どんな個性的な日本商品が海外へと渡り、どんな栄光のストーリーが待っているのだろうか。期待を持って見つめていたい。


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